陽願寺の宝

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宝物文化財紹介

蓮如上人御遺骨

明応8年(1499)4月、実如上人(本願寺九世)から善鎮法師に届けられた。

蓮如上人御手持ちの御数珠

(越前市指定文化財)

蓮如上人御使用の杖

蓮如上人筆六字名号(左)
蓮如上人筆十字名号(中)
伝法然上人筆六字名号(右)

蓮如上人、善鎮法師連座御影
(別名数珠引の御影)

(越前市指定文化財)

山科本願寺にあった蓮如上人と側近く仕えた善鎮師弟の「一連托生」の語をめぐる逸話を題材としている。誠実な念仏者であり、「一を聞いて二、三を解す」善鎮を深く信頼した蓮如上人が、二人の強い絆を表すものとして描き与えたものと伝えられる。陽願寺開山の事績に関わる重要な宝物である。

実如上人(本願寺九世)
御消息(別名御骨の御書)

明応8年(1499)4月、実如上人より善鎮法師に届けられた書状。
蓮如上人の御遺言として善鎮法師に自らの御遺骨を下される旨を証している。
(越前市指定文化財)

本願寺第十一世顕如上人御消息

顕如宗主より、一向一揆の争いの中、越前「坊主・門徒中」に、石山戦争で籠城中、兵粮米の援助を求める旨書かれた御消息が陽願寺に届けられたもの


本願寺十一世顕如上人御影

本願寺十二世准如上人御影
(越前市指定文化財)

七高僧並びに聖徳太子御影

<七高僧御影>
親鸞聖人はまた、『教行信証』「正信偈」浄土教思想の師として七人の高僧を讃迎している即ち印度の龍樹•世親、中国の曇鸞•道綽•善導、本邦の源信•源空(法然)である。享保元年(1716)、本山へ提出した陽願寺宝物届け書きに「太子、七高僧御影、信光院様御筆、慶長2年(1597)」とあり、本図がこの御影とすると優に400年を超えて伝わっているものである。

<聖徳太子御影>
宗祖親鸞聖人は京都六角堂での参龍時、夢に聖徳太子が示現したことをきっかけとして終生の師•法然上人と邂する。太子信仰は真宗にとり大きな意味をもつものである。

桜町天皇御位牌

(越前市指定文化財)

第百十五代桜町天皇の御位牌。法知(陽願寺十二世)が寛政4年(1792)、天台僧陽春院釋慈海より預かる。

光格天皇の御冠

(越前市指定文化財)

第百十八代光格天皇の被られていた冠。この冠は油小路中将より拝領された。

五師連坐像

(越前市指定文化財)

陽願寺の基礎を築いた二世・善海法師(1590年寂)より六代・良善法師(1678年寂)までの歴代住職の御影。江戸時代(十七世紀)作。当時、本山西本願寺より十二世門主・准如上人の孫・良善法師を住職に迎え入れたことで、陽願寺が法脈の正統上にあることを宣揚する目的で描かれている。